今回は、上画像の様なパビリオンを作成していきたいと思います。コード量も少なく基本的な内容となっております。是非、Grasshopper を始めたばかりの人もチャレンジしてみてください。こちらのチュートリアルは動画化しております、動画の方がよい方は以下のリンクからどうぞ!
概要
上画像がプログラムの全体像となっております。少ないコード量で実装できます。
各ブロックごとに説明していこうと思います。
基準円弧の作成
- Arc コンポーネントで XZ 平面に中心点を(0,0,0)とした円弧を作成します。半径は 100mm とし角度は Construct Domain コンポーネントで 0 度~ 120 度のドメインを作成し、Radians コンポーネントで弧度法に変換します。
基準円弧の複製
- Rotate コンポーネントで作成した円弧を回転させながら複製していきます。
- 回転角のリストを作成します。Construct Domain コンポーネントで 0 度~ 500 度までのドメインを作成し、Radians コンポーネントで弧度法に変換します。
- Range コンポーネントで作成した角度のドメインを 60 分割してリストを角度の作成します。
- Rotate コンポーネントに作成した角度のリストを接続し、基準円弧を回転させながら複製していきます。
複製した円弧を拡大
- Scale コンポーネントで複製した円弧を拡大していきます。
- 倍率のリストを作成します。Construct Domain コンポーネントで 1.0 倍~ 4.5 倍のドメインを作成します。
- Range コンポーネントで作成したドメインを、先ほどと同じように 60 分割して倍率のリストを作成し、Scale コンポーネントに接続します。
サーフェイスを張る
- Offset CUrve コンポーネントで拡大させた円弧をオフセットします。出力端子は Flatten しておきます。
- Shift List コンポーネントで拡大させた円弧のリストを 1 つずらします。Wrap 端子は Invert し False にしておきます。
- Ruled Surface コンポーネントを2つ用意します。1 つ目は Offset Curve コンポーネントの出力端子と Shift List コンポーネントの出力端子を接続します。
- Ruled Surface コンポーネントのもう1つは Scale コンポーネントの出力端子と Offset Curve コンポーネントの出力端子を接続します。
- Brep join コンポーネントで作成したサーフェイスを結合して完成です。
完成
以上になります。かなり基本的な内容となっておりますので、Grasshopper 始めたばかりの方は、Panel コンポーネントでデータの中身を確認しながら1つ1つ理解しながら進めてみてください。