今回は上画像の様な、トーラス状のオブジェクトを生成していこうと思います。基本的な内容となっておりますので是非ご参考ください。こちらは Weaverbird というプラグインを使用しております。
からインストールできます。こちらの記事は動画化しております。動画の方がよい方は以下のリンクからどうぞ!
概要
上画像がプログラムの全体像となっております。各ブロックごとに説明していこうと思います。
ベースとなる円の作成
- Circle コンポーネントで半径 65 の円を生成します。
- Perp Frames コンポーネントで円を等分割する位置に曲線に直行した平面を生成します。3 の倍数だと都合がいいので、平面の数は 5×3 で 15 としています。
- Circle コンポーネントで生成した平面に半径 30 の円を生成します。
- Divide Curve コンポーネントで生成した円の分割点を取得します。3 分割しています。
分割点を螺旋状に結ぶ曲線を生成
- 前項で生成した円の分割点の位置を回転させていきます。Rotate コンポーネントを用意します。
- Rotate コンポーネントの回転の中心点は、各円の中心点になるので Perp Frames コンポーネントから取得します。Graft してから接続します。
- 回転する角度のリストを作成します。今回は各円を 3 分割しているので、それぞれ 360 度 ÷3 で 120 度ずつ回転させていきます。Series コンポーネントで 120 度ずつ増えていくリストを生成します。
- Rotate コンポーネントに角度のリストを接続します。Degree・Graft してから接続します。
- Flip Matrix コンポーネントでリストとブランチを反転させます。
- Interpolate コンポーネントで回転させた分割点を結ぶ曲線を取得します。Periodic を Invert し True にすることで閉じた曲線が取得できます。
生成した曲線をもとにオブジェクト生成
- 前項で生成した 3 本の曲線に対して Perp Frames コンポーネントで、曲線に直行する平面を取得します。今回は各曲線に対して 100 平面取得しています。
- Circle コンポーネントで取得した平面に円を生成します。半径 20 としています。
- Loft コンポーネントで生成した円同士を結ぶサーフェイスを生成します。
- Loft Options コンポーネントで Closed を True にすることでサーフェイスを閉じます。上画像の様なオブジェクトが生成できていれば OK です。
生成したオブジェクトのメッシュ化
- 一番最初に生成した円の分割数を 5×3 で 15 としていましたが、3×3 で 9 に変更します。
- Mesh コンポーネントでメッシュ化します。
- Reduce Mesh コンポーネントでメッシュ数を減らします。Face Count を 150 としています。(※こちら処理が重いのでご注意ください。Simple Mesh コンポーネントを使用したかったのですが、ワークしてくれませんでしたのでやむなくこちらを採用しています・・・)
Weaverbird で別パターン
- Weaverbird's Picture Frame コンポーネントでメッシュの中心をくりぬきます Distance を 1 とし、メッシュエッジから 1 の距離までサーフェイスを残します。
- Weaverbird's Mesh Thicken コンポーネントで上でくりぬいたメッシュに厚みを持たせます。Distance は 3 にしています。上画像の様に別パタンのオブジェクトが生成されました。
SubD で別パターン
- SubD from Mesh コンポーネントをかけて別パターンのオブジェクトを生成します。有機的になりましたかね・・・・
完成
以上になります。色んなやり方があるかと思いますので、自分なりの方法で試してみてください。