今回は上画像の様な球体を結合したドームを作成していきたいと思います。レベルは高くありません、基本的な内容となっております。初学者の方も是非挑戦してみてください。こちらのチュートリアルは動画化しております、動画の方がよい方は以下のリンクからどうぞ!
概要

上画像がコードの全体像となっております。各ブロックごとに説明していこうと思います。

- Rectangleコンポーネントで1辺5000mmの正方形を作成します。
- Populate 2Dコンポーネントで作成した正方形内に点を作成します。今回は6点作成しました。パターン検討したいのでSeedも接続しておきます。
- Sphereコンポーネントで作成した点を中心とした球を作成します。Gene Poolコンポーネントで点の数だけスライダーを用意し、半径を設定します。
球の結合

- Solid Unionコンポーネントで作成した球を結合します。
- Brep|Planeコンポーネントで結合した球と平面の交線を取得します。平面は原点を(0,0,-1200)としたXY平面とします。
- Split Brepコンポーネントで結合した球を取得した交線で切断します。
- List Itemコンポーネントで切断した上部を取得します。
球のメッシュ化

- TriRemeshコンポーネントで、球を結合して切断したサーフェイスをメッシュ化します。
- MeshコンポーネントをTriRemeshコンポーネントの出力端子Dualに接続し、三角形メッシュを結合した多角形のメッシュを取得します。
- Face Boundariesコンポーネントでメッシュの境界線を取得します。
多角形の縮小倍率設定

- 取得した各多角形を縮小していきたいと思いますが、その前に倍率のリストを作成します。Polygon Centerコンポーネントで各多角形の中心点を取得します。
- List Itemコンポーネントで序盤に作成した球の中から真ん中あたりの球を取得します。
- Volumeコンポーネントで取得した球の中心点を取得します。
- Distanceコンポーネントで先ほど取得した多角形の中心点と球の中心点までの距離を取得します。
- Remap Nunbersコンポーネントで取得した距離のリストを倍率にリマップします。今回は0.85倍~0.55倍の範囲でリマップしました。これで、球の中心点から離れれば離れるほど縮小倍率が大きくなるようなリストが作成できました。
メッシュの境界線を縮小しサーフェイスを張る

- Scaleコンポーネントでメッシュの境界線を縮小します。縮小倍率は先ほど作成した倍率のリストを使用します。
- Ruled Surfaceコンポーネントで縮小前と後の境界線の間にサーフェイスを張ります。
グラデーション色の設定

- Gradientコンポーネントでグラデーションの色リスを作成します。Remap Nunbersコンポーネントで作成した縮小倍率のリストを入力端子tに接続し、倍率の最大値と最小値をL0とL1に接続します。
- Custom Previewコンポーネントに作成したサーフェイスとグラデーションの色リストを接続し色付け完了です。
完成

以上になります。基本的な内容になっております。初学者のかたはPanelコンポーネントなどでデータの中身を確認しながら実装してみてください。また、Remap Nunbersコンポーネントが最初は理解しずらいかもしれません。よろしければ以前書いた記事を参照してみてください。以下にリンクを張っておきます。