今回は、「Elefront」というGrasshopperのプラグインの中の 「Define Object Attributesコンポーネント」 を使用して、属性ユーザーテキストをオブジェクトに付与する方法を書いていこうと思います。
以前書いた記事「【Grasshopper plugin】 Elefrontを用いて変更に追従するオブジェクトをBakeする方法」で使用したモデルを使っていきますので、こちらを読んでから本投稿を読んでいただけるとより理解できるかと思います。
概要


添付画像のような壁・床の取り合いに巾木を作成する簡単なプログラムを組んで説明していきます。
「【Grasshopper plugin】 Elefrontを用いて変更に追従するオブジェクトをBakeする方法」 の記事では、 Elefrontにある「BakeObjectsコンポーネント」 を使用することで変更に追従するようなBake方法をご紹介しました。
今回は、この 「BakeObjectsコンポーネント」 の入力端子A(Attributes as tree)に属性ユーザーテキストを追加していこうと思います。
使用方法


Elefrontの「Define Object Attributesコンポーネント」を使用していきます。
- 入力端子K(Key)に属性ユーザーテキストのキー、今回は「ProductNumber」としてます。入力端子V(Value)にキーに対する値を入力します。
- 入力端子[ ]LはLayer名になります。今回は「Baseboard」というLayerを作成しそこにBakeするオブジェクトを割り当てます。
- Elefrontの「Define Object Attributesコンポーネント」の出力端子Aを「Bake Objectsコンポーネント」の入力端子Aに接続します。
- この状態で「Bake Objectsコンポーネント」のActivateボタンを押すと上画像2枚目のように属性ユーザーテキストが入力された状態でBakeされます
※キー:Baseboardについては、Bakeオブジェクトを特定するためのものになります詳しくは前回記事 「【Grasshopper plugin】 Elefrontを用いて変更に追従するオブジェクトをBakeする方法」 を参照ください。
以上が、GrasshopperのプラグインElefrontを使用して属性ユーザーテキストを付与する方法でした。まだまだたくさんの機能がありますので、ぜひElefront使いこなしていきましょう
【参考サイト】
food4Rhino : https://www.food4rhino.com/en/app/elefront