投稿日:2021-11-11
#Grasshopper
#Rhinoceros
#Basic
今回は、「Elefront」という Grasshopper のプラグインの「BakeObjects コンポーネント」を使用して Bake したオブジェクトに変更があっても変更に追従するような方法を書いていこうと思います。
私もまだまだ勉強中ですが、Elefront を使いこなせばオブジェクトに付与した情報も管理できより便利にモデリングできるかと思います。
まずは Elefront のインストールですが、
でインストールが可能です。 こちらのサイトでは Elefront 以外にも、Rhinoceros や Grasshopper の便利なプラグインがインストールできますので、ぜひのぞいてみてください。
【インストール手順】
添付のような壁・床の取り合いに巾木を作成する簡単なプログラムを組んでみました。こちらを参考に説明していきたいと思います。
現状、壁・床の取り合いに厚み 10mm・高さ 60mm の巾木を Grasshopper で作成してます。
通常通り Bake すると、巾木サイズに変更が発生した場合に、Rhinoceros で Bakes したオブジェクトを消去し、Grasshopper で巾木の寸法を変更し再度 Bake する、といった手順を踏む必要があります。
こちらを通常の Bake をするのではなく、Elefront を使用することで変更に対応した Bake をしていこうと思います。
使用するコンポーネントは、
Elefront にある**
「BakeObjects コンポーネント」*
*を使用します。
こちらのコンポーネントの入力端子 G(Geometory)に作成した巾木の Geometory を接続します。この状態で Activate ボタンを押せば Bake されますが、それだけでは変更対応はしてくれません。
変更に追従させるには、N 端子(BakeName)に任意の名前を付けてあげる必要があります。今回は「Baseboard」という名前で指定しました。
この N 端子に任意の名前を付けてあげることで、属性ユーザーテキスト内に「BakeName」というキーと値が設定され、オブジェクトを特定してくれ**るようになります。
この状態で Activate ボタンを押し Bake すれば、巾木サイズに変更があっても再度 Activate ボタンを押して Bake すれば、以前 Bake したオブジェクトは自動で消去してくれます
上画像では、巾木の高さを 300mm に変更し再度 Activate ボタンを押すことで、以前 Bake した高さ 60mm の巾木は消去され高さ 300mm の巾木のみが Rhinoceros 上にオブジェクトとして残ってます。
以上になります。こちらは Elefront ほんの一部の便利な機能です。まだまだいろんなことができるプラグインですので、是非調べてみましょう!
【参考サイト】 food4Rhino :