今回は、上画像の様なよく見るルーバーを実装していきますが、使用する波を減衰させていこうと思います。基本的な内容になってますので、初学者の方も是非調整してみてください。このチュートリアルはちょっとだけ pufferfish というプラグインを使用しています。なくても実装できますが使用する方は、以下からダウンロードしてください
こちらのチュートリアルは動画化しております、動画の方がよい方は以下のリンクからどうぞ!
概要
上画像がプログラムの全体像となっております。各ブロックごとに説明していこうと思います。
基準点を作成
- Construct Point コンポーネントで点(0,0,0)を作成します。
- Liner Array コンポーネントでx方向に 20mm 間隔で 100 点複製します。
sin 波を作成
- Construct Domain コンポーネントと Multiplication コンポーネントで角度のドメインを作成します。Multiplication コンポーネンは 360 度の倍数を返すように 360× 定数としています。上画像で作成したドメインは 0 度~ 1440 度としています。
- Range コンポーネントで 0 ~ 1440 度を等間隔に分割したリストを作成します。入力端子 N(Step 数)には先ほど基準点を作成した 100 点から 1 を引いた値を入力します。入力端子 N 上で右クリックを押し、Expression で「x-1」と入力します。
- Radians コンポーネントで取得した角度のリストを弧度法に変換し、Sine コンポーネントで Sin 波を取得します。
- Negative コンポーネントで振幅の正負を反転した波も取得しておきます。
振幅の設定
- 振幅のリストを作成します。Range コンポーネントで 0 ~ 1 のドメインを先ほどと同様 99Step で等分割したリストを作成します。
- Multiplication コンポーネントで取得したリストに定数を掛けます。
Sin 波を曲線化
- Sine コンポーネントとその Sine 波の正負を逆にしたものにそれぞれ Multiplication コンポーネントで先ほど作成した振幅のリストを掛けます。
- UnitZ コンポーネントで Z 方向のベクトルにします。
- Interpolate コンポーネントでそれぞれ曲線化します。
2 曲線間をサーフェイス化
- Move コンポーネントで片方の曲線を Y 方向に 800mm 移動させます
- Ruled Surface コンポーネントで移動させた曲線と移動させなかった曲線との間にサーフェイスを張ります。
ルーバーの基準となるサーフェイスを作成
- YZ Plane コンポーネントで Liner Array コンポーネントで作成した 100 点を基準点とした YZ 平面を作成します。
- Brep | Plane コンポーネントで先ほど作成したサーフェイスと 100 点を基準とした YZ 平面との交線を取得します。
- Project コンポーネントで取得した交線を原点(0,0,-250)とした XY 平面に投影します。
- Ruled Surface コンポーネントで交線と投影した直線との間にサーフェイスを張ります。
サーフェイスに厚みを持たせる
- Pufferfish の Offset Surface コンポーネントで先ほど作成したサーフェイスを中心に両側に 5mm 押し出します。(※こちらは Pufferfish を使用しなくても Extrude コンポーネントなどで代用できます。)
- Custom Preview コンポーネントと Colour Swatch コンポーネントで色付けして完成です。
完成
以上になります。基本的な内容となっておりますので、初学者の方は Panel コンポーネントなどでデータの中身を確認しながら実装してみてください。