今回はkangaroo2を使用して上画像の様な、リボンオブジェクトを生成します。さほど難しくないのでTipsというカテゴリにしてます。是非チャレンジしてみてください。プラグインWeaverbirdを使用しております。インストールしてから望んでください。こちら動画化しております、動画の方がよい方は以下のリンクからどうぞ!
概要

上画像がプログラムの全体像となっております。各ブロックごとに説明していこうと思います。
変形前のオブジェクトを生成

- Mesh Sphereコンポーネントで基準となる球を生成します。
- Circleコンポーネントでリボンオブジェクトを生成するための円を生成します。
- Divide Curveコンポーネントで生成した円を分割します。
- OnMeshコンポーネントで分割した点をMeshSphere上に保持します。
Goalオブジェクトの設定

- Shift Listコンポーネントで分割点のリストを1つずらし、Lineコンポーネントでずらす前と後との点を直線で結びます。
- Lengthコンポーネントを設定し、接続した直線に弾性力を持たせます。
- Colliderコンポーネントを設定し、入力したオブジェクト同士のあたり判定を行います。
- Angleコンポーネントを設定しまます。先ほど生成した直線のリストをShift Listコンポーネントで1つずらし、隣り合う直線同士の変形後の角度を指定します。
Solveに接続

- MergeコンポーネントでGoalオブジェクトをまとめます。
- Bouncy Solverコンポーネントに接続します。ResetにButtonコンポーネントを接続し、リセットできるようにし、Dampingには0~1までの値を接続し減衰値を設定します。OnにはToggleコンポーネントを接続し、Trueで演算をし、FalseでPauseします。
リボンオブジェクト生成

- 変形させた点をNurbs Curveコンポーネントで結びます。PeriodicをTrueにして閉じた曲線にします。
- Scaleコンポーネントで曲線を縮小します。
- Ruled Surfaceコンポーネントで縮小させた曲線と元の曲線との間にサーフェイスを張ります。
- Meshコンポーネントでメッシュ化し、Weaverbird's Mesh Thickenコンポーネントで厚みを持たせて完成です。
完成

値を変えていろんな形状を試してみてください。